尾西の木の家 竣工

先日、尾西の木の家が竣工しました。
たくさんの木、そして左官漆喰仕上げが特徴で、落ち着いた佇まいの木造2階建てです。

構造材は近隣の山で伐採した木材を使用し、竹小舞を編み、荒壁を付けました。

こちらは玄関ホール。
物入れや下足入れなど大容量の収納スペースがあります。
土間は自然石。玄関戸と腰板は桧。収納建具と天井はお揃いの杉の赤無節板を使用。
そして、壁は左官漆喰仕上げ、床は桧材を使用して、明るい雰囲気でお客様を迎えられるようにしました。
正面のピアノ室への間仕切り建具と照明には、ステンドグラスを手作りし、お施主様にプレゼントいたしました。

こちらはリビング、ダイニング。
踏み天井にして杉の梁材を表しにするとともに、壁は左官漆喰と白無節の杉板を用いて、明るく広がりを感じられる空間としました。
床は厚み45mmの杉のフローリング。
やわらかく暖かいので家族が自然に集まってくるスペースになることでしょう。


こちらはキッチン。
コンロまわり以外の壁と天井は左官漆喰仕上げ。
キッチンの前面には仕切り台、背面には食器棚カウンターをともに桧材で造り付けました。
家族と会話しながら調理できる対面式にしました。

こちらは階段ホール。
洗面、手洗い、書斎机を備え付け、天井は小屋組み・松丸太を表し、より高く、圧迫感のないスペースとしました。

こちらは2階の寝室。
壁、天井ともに杉板を張り、床は45mmのフローリング。
寝室からは、玄関上の小屋裏スペースを利用したウォークインクローゼットとベランダに出ることができます。

そしてトイレ。
1階のトイレは階段下のスペースを利用して、手洗いカウンターを桧板で造り付けました。手洗い鉢は美濃焼。
2階のトイレは床に磁器質タイルを使用しました。

昔ながらの造りの良さと、現代生活が快適に送れる機能性とがマッチした素敵な空間になったと思います。
ご家族がみんなでくつろげる住まいになればいいなと思います。

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