柿渋と桐油の重ね塗り

下地窓の雨戸が傷み、新しいものに作りかえてほしいと依頼がありました。
新しい雨戸建具は、白木のままではなく、黄土大津壁に似合うように明るくかつ落ち着いた雰囲気に塗装することにしました。

木の素材を活かすのは自然な塗料。いくつか塗り分けて柿渋を選択。
ただ、柿渋では少し強い感じの色合いでしたので、桐油を重ね塗りして和かい風合いにしました。
こんなサンプルを作って色合いを確認。

雨戸建具は椹(さわら)材で製作しました。
その建具の表裏に、柿渋4回、桐油1回、丁寧に塗り上げました。

そして下地窓に設置。
問題なく開閉できました。
末永く使っていただけますよ~に。

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