ひばの高塀と古材の郵便受け

境界の高塀を新しく作りかえてほしいとご依頼をいただき、先日建ててきました。
板は、ずいぶん前から使えずにいた「ひば」です。ちょうどよい量の手持ち材がありました。
ひば(檜葉)は水湿耐朽性が強いので、建築では土台に使われたり、風呂用材や鉄道の枕木にも使われていました。この木は枕草子に「明日には檜になりたい」と書かれ、あすなろ(翌檜)とも呼ばれます。

敷地内側にはちょっとした流しがあり、釣った魚をさばいたりするのに使われます。

また、以前に主屋で使われていた踏み天井の松板で何か作れないかな、とご要望がありました。雨もほとんど当たらないところなので郵便受けにしましょうということになり、さっそく作り、取り付けました。

20年前から倉庫で眠っていたひばの板、100年間踏み天井として使われた松板。それぞれ新しく生まれ変わりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です